keso's memorandum

怒らない備忘録

基本情報技術者試験を受けてきた【CBT・午後試験編】

こんにちは、こんばんは。maekesoです。

本日はタイトルの通り、基本情報技術者試験の午後試験をCBTで受けてきたので、勉強方法など諸々書きます。

想定している読者層は「多少のプログラム経験があるが受けようか悩んでいる人」がメインになると思いますが、初学者の方にとっても参考になるような点もたくさん記載しましたので、ご一読いただけると幸いです。

午前試験に関しては、別に記事を書いていますのでそちらをご覧ください。 maekeso.hatenablog.com

参考書

公式で公開されている過去問と下記の過去問解説サイトのみ使いました。正直、午前試験をある程度理解できているなら、これだけで十分だと思います。

www.fe-siken.com

のちに挙げるアルゴリズムの本も買ったのですが、時間がなかったので結局使いませんでした。。。

勉強方法と対策

はじめに

午前の知識でできると聞いていたので、まず初めに過去問を1回通しで全て解いてみて、試験の形式やどれぐらい勉強が必要なのかを把握します。午後試験を予約する前にすることを強くお勧めします。。。

解答形式や配点については公式から発表がありますので、そちらをご参照ください。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_6.pdf

各大問ごとの対策

大問1〜5

ひたすら過去問を解きます。ある程度問題を解くと、自分の得意不得意がわかると思います。 旧形式では、過去問と同じ問題は出ませんが、新形式では過去問と同じ問題が出てきます。

得意分野に関しては時間を割いて完璧なものにしましょう。 苦手分野は得意分野を完璧にした後、時間に余裕があれば手をつけてください。

大問6

鬼門です。自称アルゴリズム得意だと思っていた自分も割と初めはミスが多く苦手でした。 プログラム初学者の方は下記のような本を買って、じっくり時間をかけて取り組むことから始めるのをお勧めします。 下記の本の内容は少し難しいと思いますが、基礎的な内容から応用的な内容まで網羅しているので、個人的にお勧めです。

https://www.amazon.co.jp/うかる-基本情報技術者-午後・アルゴリズム編-2021年版-福嶋先生の集中ゼミ/dp/4532415365www.amazon.co.jp

プログラム経験者はめんどくさがらず、少し時間をかけて紙に書き込んでいく癖をつけるのが重要だと思います。 自分は最初はほとんど紙に書かずに頭の中で解答していましたが、紙に書いて考えることで、間違いなく正解率が上がります。

大問7〜11

どれを選ぶべきか問題

ここでは、下記のように選択をするのが正解だと思います。 プログラム未経験者→表計算 各出題言語の経験者→経験した言語(経験したことあるならほぼ大丈夫だと思うので、対策は書きません笑)

プログラム未経験者が表計算を選択すべき理由は、勉強時間に対する見返りが各プログラム言語に関しては、かなり少ないからです。(特に「プログラムがかける状態をPCに作ること」に時間を取られ挫折する可能性が高いです。)ちなみにここでは、十分に時間が取れる、勉強するための目的があるなどの人は例外です。

ちなみに自分は初めからPythonを選ぶつもりでいましたが、「過去問で時間を計って解く都合上の理由」と「本番で解けなかった時の保険」として、表計算も解いていました。

表計算

表計算については、問題に出てくる各関数の挙動をエクセルやGoogle SpreadSheetで一度試しておきます。 特にエクセルで言うところのLOOKUP関数やINDEX関数は頻出ですので、この辺りは最低でも一度は手を動かして勉強してください。

試験に出てくる関数とエクセルに出てくる関数を紐づけてくれている執筆者の方がいらっしゃったのでこちらを参考にさせていただきました。

www.waenavi.com

表計算は後半がマクロで難しめになっていますが、問題数をこなしていくとある程度正解できるようになるはずです。(このためにマクロの参考書をわざわざ買う必要はないと思います。)

PBTとCBTの違い

PBTで受験をしたことがないので、明確な違いははっきりとわかりませんが、以下のような違いがあります。他に違いがあれば、教えていただけますと幸いです。

  • 問題用紙に直接書き込むことができない。

  • 最初のページに選択問題を選択するページがあるのを忘れてはいけない。

  • 自分の得点(率)が試験直後にわかる。(自分の場合は試験会場を出た直後に結果案内のメールが来ていました。)

  • 午前と午後の受けるタイミングや順番を自分で決められる。

    • ただし午前試験を受けてから、午後試験を受けるまでの期限は定められているので注意してください。
    • 意外と受験の予約が埋まっているので、予約する際は早めにやりましょう。

結果

詳細は書きませんが、帰ってきた点数の割合を計算したところ82点でした。 思ったよりできていましたが、得意げに選んだPythonの問題の正答率が60%なのはいかがなものか。。。(ちなみに体感ですが、サンプル問題よりは明らかに難しめだなとは感じました。)

午前と午後の点数が両方とも8割近くなので、点数調整があったとしても合格してるんじゃないかなぁと思っています。落ちてたら辛いなぁ。

感想

筆者はもともと研究開発のインターンや卒業研究でPythonを書いていて、簿記やマネジメントの勉強をしていたことがあったので今回はそこまで苦戦せず、アルゴリズムやプログラムは実際に考えて解くのが非常に楽しかったです。(当日は結構緊張してましたが笑)

以上、皆様の参考になれば幸いです!それではまた!